ビジネス(エグゼクティブ)・コーチングとは?

ビジネス・コーチングとは、コーチがクライアント様と会話を重ねることを通して、クライアント様が最も効率的に目標達成するためのサポートを行い、
目標に向けての行動を促進するプロセスです。
つまり、クライアント様の能力を最大限に引き出し、目標達成に向けてクライアント様の自発的な行動を促進する、これがビジネス・コーチングです。


ティーチング(研修も含めて)と、コーチングは、どう違うのでしょうか?
ティーチングは、指導者(インストラクター)が、相手(クライアント様)に対して知識やスキルを教えます。
これに対して、コーチングは、コーチが相手の目標を達成するために様々な質問をして、モチベーションを高め、自発的に行動を起こしていくようにサポートします。
コーチは、新たな視点を提供するために、提案もしますが、基本的には答えは常に相手が持っているという考えに基づいてコーチングを行います

コーチの役割

コーチは、クライアント様とコミュニケーションを通して、クライアント様がゴールを明確にし、それをより短期間で達成できるように強力なサポートをします。
コーチングセッションの中で、コーチは、「質問」、「承認」「要望」など、100種類のコーチングスキルを用います。

クライアント様の役割

コーチは、クライアント様の目標達成のために、共に努力しますが、実際に行動し、目標を達成するのはクライアント様ご自身です。
クライアント様には、コーチと約束した事を守り、実行していただくことが求められ、これが成功の条件となります。

コーチをつけることのメリット

以下は、いくつかの例です。

自分のビジョンを明確にできる より自分を高めるための改善点を発見できる 目標と現状を再確認できる
目標と現状のギャップを認識できる 効率よくタイム・マネジメントができる 自己主張(表現)力を高められる
将来のキャリア像が明確になる ストレスの管理ができる チームワークを改善できる
より良いリーダーシップが発揮できる 部下のモチベーションを維持・向上できる コミュニケーション力が改善できる


何よりも大きなコーチングのメリットは、コーチングは継続的に行われるので、コーチング・セッションで決めた行動を、継続的にフォロー・アップすることにより、進歩が実感でき、実際に前に進むことが出来ることです。これがセミナーとは異なる点です。




コーチングの流れ(GROW Coaching)

コーチングの流れはよくGROWという言葉で説明されています。

G: Goal (ゴールを決める)
R: Reality(現状を把握する)
O: Options(選択肢を考える)
W: Way Forward(行動を起こす

コーチングを行う前に、クライアント様の現状のスキルの棚卸をします。つまり、クライアント様が今後ステップ・アップをしていく上で、強みを再認識し、改善すべきスキルを把握するプロセスです。棚卸の方法は色々ありますが、アセスメントを使って客観的に把握する方法もあります。 

G: コーチングの目標(どうなりたいか・どこをどうしたいか等)を決めます。
R: コーチングを行う前に行った現状のスキルの棚卸をし、整理します。
O: 目標と現状が明確になったら、その目標と現状の間のギャップを埋めるためには、どのような選択肢があるかを考えてリストアップします。
W: 最後に、選択肢の中から、ベストな行動を選び、具体的な行動計画を立てます。


上記のプロセスは、コーチがクライアント様とディスカッションをして進めていきます。

そして、コーチング・セッションを重ねていきながら、行動計画の進捗状況をコーチとクライアント様でチェックしていきます。